さとうきびについて

2019-10-09T13:53:39+09:00

さとうきびについて うちなーんちゅの思い 青空の下、畑一面に広がるさとうきびが風に吹かれて「ざわわ・・・」と音を立てて風になびく風景は、沖縄を感じるひとつ。1月から3月頃がさとうきび収穫の最盛期となります。この時期には親せきや家族総出で鎌(カマ)で刈り取りを行う光景も見られ、沖縄では三世代同居する家も少なくない中、いつもよりもさらに家族の結束する時期でもあります。収穫作業は重労働ですが、さとうきびのおかげで家族兄弟が仲良くなると言っても過言ではありません。さとうきびを山積みしたトラックが島中を行き交うため、道路に落ちたさとうきびが多くみられてくるので「さとうきび収穫時期」を知らせるサインにもなっています。今はさとうきび栽培をしていない「うちなーんちゅ(沖縄のひと)」にとってはさとうきび刈りを手伝った小さいころ思い出し暖かい気持ちにさせてくれます。 さとうきびの歴史 さとうきびは、インドでは紀元前2000年以上前から栽培され、砂糖を作っていたと言われています。日本に初めて渡来したのは、奈良時代の754年に僧・鑑真が中国からもたらしたとされていますが、薬としての目的だったそうです。今では沖縄の基幹作物となり、「沖縄=さとうきび」のイメージが定着しています。台風で倒されてもそこからまた太陽へ向かって伸び始める力強い作物です。1年から1年半の期間をかけて農家の方々に大切に育てられ、成長すると2~3メートルほどの高さに育ちます。太陽の光をたくさん浴びてすくすく育ったさとうきびは、糖分をたっぷり溜め込んで、砂糖の原料になっています。また、さとうきびは、光合成を行う力が非常に高く、地球温暖化の要因といわれる空気中の二酸化炭素を多く吸収するので、地球環境対策にも有効な作物といわれています。 さとうきびバガスについて 砂糖を作るために搾った後のさとうきびをバガスと言います。英語のBagasseから来ていて、沖縄以外の方には聞きなれない言葉だと思いますが、 沖縄育ちの人なら「あぁ~あれね!」とすぐにピンとくる単語です。 ところで、製糖工場で原料糖(不純物を取り除く前の糖)を搾った後に出る副産物のバガスはどうなるかご存知ですか?捨てている?いいえ違います。実は、約90%が製糖工場のボイラー燃料として活用されています。一見、燃やすと二酸化炭素が発生すると思いますが、さとうきびは生育する時に光合成によって大気中の二酸化炭素を吸収するため、燃やしてもカーボンニュートラル(大気中の二酸化炭素の量はプラスマイナスで変らない)だと考えられ、エネルギー源としては環境には優しいのです。ここで、私たちは考えました。もし、バガスを燃やさずに他の用途に使うことができれば、結果として大気中の二酸化炭素を減らすこともできるのではないかと。そこで、食物繊維成分が豊富であることに注目し、瞬間乾燥化技術と微粉砕化技術を組み合わせた製造技術を確立することで、機能性食品原料として活用することに成功しました。そのため、さとうきび食物繊維パウダーを食べれば食べるほど、ほんのわずかではありますが、大気中の二酸化炭素を減らすことができるんです。ちなみに残りの約10%は畑のたい肥として活用されています。

さとうきびについて2019-10-09T13:53:39+09:00

食物繊維のはたらき

2019-10-05T21:49:51+09:00

食物繊維のはたらきについて 食物繊維とは 食物繊維は食べ物の中で消化されない部分で、炭水化物の1つです。炭水化物は糖質と食物繊維を合計したもので、栄養成分表示ではそれぞれの分析値(理論値)がある場合、分けて表示することができます。 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維 食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があります。水溶性食物繊維は煮くずれやすいまたはスジの少ない野菜類(人参、大根、玉葱、トマト、キャベツ、ほうれん草、じゃがいも、さといも、ながいも等)、芋、果物などに多く含まれ、不溶性食物繊維は煮くずれにくいスジの多い野菜類(れんこん、ごぼう、たけのこ、ふき、セロリ、とうもろこし、ブロッコリー、もやし等)、山菜類(ぜり、ぜんまい等)、きのこ類、乾物(切り干し大根、ひじき、干しいも等)、そしてさとうきびに多く含まれています。この2つの食物繊維により、食べ物のカサが増えることで、満腹を感じやすくなるうえ、腹持ちが良くなるというはたらきがあります。また、両者のはたらきには異なる特徴もあります。 水溶性食物繊維のはたらき 水溶性食物繊維は水を含むとゲル状になり、膨らみます。すると、胃が膨張することで、満腹感が増すため、結果として食事量が減る場合があります。さらに、腸内での糖質の吸収を妨げるはたらきもあります。また、水溶性食物繊維は腸内細菌の餌となり、発酵することで、腸内環境が改善します。ただし、水溶性食物繊維を摂りすぎると、発酵により生じる物質が多くなりすぎて腸内を荒らすため、お腹がゆるくなり、下痢をしやすくなるという副作用があります。 不溶性食物繊維のはたらき 不溶性食物繊維も水を含むと膨らみますが、水溶性食物繊維ほどではありません。しかしながら、不溶性食物繊維が多い食べ物は固さが増すため、咀嚼を増やす必要があります。その結果、満腹中枢を刺激して食べる量が減ることが期待できるとともに、顎の筋肉が鍛えられます。加えて、不溶性食物繊維は腸内でほとんど消化されないため、大腸からの排出を促進します。すると、体に吸収されずに排出される糖質が増えるため、肥満の解消が期待できるとともに、毒素の排出も促進されるため、デトックス効果も期待できます。 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランス この2種類の食物繊維は異なるはたらきがあるため、どちらか一つではなく、両方摂ることが大切です。しかしながら、水溶性食物繊維は摂りすぎによる副作用があるため、不溶性食物繊維をより多く摂る方が良いと考えられます。 肥満対策 食物繊維が多い食事は満腹感を感じやすくなるため、食べすぎを防ぐとともに、血糖値やインスリンの上昇を穏やかにするうえ、エネルギーの吸収量も減らすため、肥満対策に効果があると考えられます。食物繊維を多く摂取する人は太りにくいという研究もあります。 糖尿病対策 GI値(グリセミックインデックス)という考え方があります。これは食べ物を食べた後にどれだけ血糖値をあげるかを数値にしたもので、GI値が高い食事は2型糖尿病の発症リスクを上げるという研究があります。しかしながら、GI値が高い食事をしても食物繊維を多く摂れば、2型糖尿病に罹患しにくいという研究結果もあります。 注意が必要なケース 日常的に食物繊維をサプリメントで摂っている慢性的な重度の便秘患者は摂取する食物繊維を減らした方が症状が改善すると研究で報告されています。食物繊維を多く摂ると便のカサが増すため、排泄する力が衰えている場合、逆に腸に溜まってしまい、逆効果になると考えられます。この場合は運動などにより、まずは排泄する力を回復することが必要だと考えられます。 参考文献 Jason Fung. The Obesity Code. Greystone Books. 2016 Jeraci JL. Interaction between human gut bacteria and fibrous substrates. In: Spiller GA, ed. CRC handbook of dietary fiber in human nutrition. Boca Raton, FL: CRC Press, 1993 Ludwig DS [...]

食物繊維のはたらき2019-10-05T21:49:51+09:00

さとうきびの食物繊維の特徴

2019-10-07T09:56:04+09:00

さとうきび食物繊維の特徴 natugreのさとうきび食物繊維の特徴をご説明します。 製造方法について natugreのさとうきび食物繊維パウダーの製造方法は、沖縄産の搾りたてのさとうきびを新鮮なまま瞬間乾燥して、微粉末(100ミクロン未満)に粉砕するだけ。漂白や精製、酵素分解などの化学的な処理を一切しておりません。また、沖縄では遺伝子組み換えのさとうきびを栽培しておりませんので、安心してお召し上がり頂けるうえ、ポリフェノールやミネラルなどの健康成分がたっぷりと残っています。 食物繊維について natugreのさとうきび食物繊維パウダーにはなんと食物繊維が約90%も含まれています。これは自然の原料を化学的な処理をせずに加工した食品の中でトップクラスの割合です。加えて、(一財)日本食品分析センターで分析を行ったところ、この食物繊維のうち、不溶性食物繊維が約99%を占めていることがわかりました。とてもユニークな食物繊維食材です。不溶性食物繊維についてはこちらで詳しく解説しています。 糖分について さとうきびといえば砂糖の原料のため、とても甘いイメージがありますが、natugreのさとうきび食物繊維パウダーは製糖工場で砂糖の原料の糖蜜を搾り切った後のさとうきびを使用しているため、糖分は全体の5%だけしか残っていません。 特徴的な栄養成分 natugreのさとうきび食物繊維パウダーには、100gあたり、ポリフェノールが510mg、フェルラ酸が480mgとファイトケミカルと呼ばれる健康成分が非常に豊富です。加えて、オクタコサノールは30mg、p-クマル酸は21mg、鉄分やカリウムなどのミネラルも含まれています。 また、さとうきびには「さとうきびポリフェノール」という特徴的なポリフェノールが含まれていることがわかっています。 食物繊維がぎゅっと詰まっています natugreのさとうきび食物繊維パウダーは食物繊維の含有量が多いうえ、微粉末で密度も高いため、食物繊維を効率的に摂ることができます。natugreのさとうきび食物繊維パウダーなら、食物繊維を5g摂るには、大さじ1.5杯を普段の食事に入れるだけ。おからパウダーや小麦ふすま(ブラン)と比較すると、使いやすさは一目瞭然です。 ※おからパウダーと小麦ふすま(ブラン)は日本食品標準成分表2015年版7訂より、さとうきび食物繊維パウダーは(一財)日本食品分析センターにおける分析値 アレルゲンについて 特定原材料27品目( かに、小麦、そば、卵、乳、落花生、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシュー ナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン)についてアレルゲンの分析を行いましたが、すべて不検出でした。また、同じ製造ラインでは、これらの原材料を使用しておりません。 また、グルテンについて分析(Elisa法、定量下限1.0 ppm)を行ったところ、不検出であったため、グルテンフリーの表示をしております。

さとうきびの食物繊維の特徴2019-10-07T09:56:04+09:00
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